絞りとピントの深さの関係についてハッキリさせたい その2

Taka

2009年04月02日 19:00

絞りとピントの深さの関係についてハッキリさせたいの記事で、多少はハッキリしてきた関係なのですが、前回はスナップでのお話でした。

今回は近距離撮影。
マクロ撮影でのピントの深さについてです。

細かい話は前回の記事を見ていただくとして・・・

実例を沢山撮ってきましたのでそれを見ながら・・・

使用カメラ EOS-kiss Digital N
 ※35mmフィルム換算80mm
 全て絞り優先AEで撮影・ピントはマニュアル
チェスの駒と駒の間隔は10センチです。
レンズから最初の駒まで約50センチのワーキングディスタンスでの撮影です。

50mm単焦点 f1.4 一番手前の駒にピント

50mm単焦点 f1.4 二番目の駒にピント

50mm単焦点 f1.4 三番目の駒にピント

50mm単焦点 f1.4 四番目の駒にピント

50mm単焦点 f1.4 五番目の駒にピント

ここで50mm f1.4の絞りのボケ具合を見ていただくために、三番目の白いルークの駒でf1.4~f16までの5段階露です。

←画像をクリックすると段階露出が見られます。byライトボックス


50mm f2.5マクロの絞りのボケ具合を見ていただくために、三番目の白いルークの駒でf2.5~f32までの5段階露です。



やはりf1.4はよくボケますねぇ。
マクロの方がボケるかと思っていたのですが、f2.5の比較でも以下の通りそれほど目立ったボケの違いが無いように見えます。



50mm f1.4のf1.4~手前の駒から奥へとピントを移しつつf値を1.4~16まで合計25枚



50mm f2.5マクロのf2.5~手前の駒から奥へとピントを移しつつf値を2.5~32まで合計25枚


大きな違いは最短焦点距離がマクロの方がかなり短いです。
50mm f1.4の45センチに対して、50mmマクロは23センチと約半分の距離まで寄れます。
マクロの特徴の1つですが、その時のボケはこんな感じで・・・さすがによくボケます。


ということで、今回は同じ50mmでの描写力の違いとワーキングディスタンスによるボケの感じを画像を中心におさらいしてみました。


あなたにおススメの記事
関連記事