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釣りはフライをメインにルアーもします。 ってこの頃、ご無沙汰です。 キャンプは料理を中心に凝って楽しみます。 が、キャンプ全然行けてないなぁ・・・ ダーツにはまって・・・ましたけどいまはあまり投げてないです。 どんどん下がるレーティング(爆) 写真は結構本気で取り組んでいます。 が、この頃イマイチです。 ダメダメじゃねぇか・・・_| ̄|○
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2005年10月20日

ダッチオーブンの火加減

ダッチオーブンの火加減

ダッチオーブンをマスターしようと思い立ったのは、6年前の夏だった。
早速買ったのは

キャプテンスタッグ ダッチオーブン30cm<ジンギスカンリッド>

昔のはこんなフタじゃなくて、普通のフタだったけど(^_^;)



まぁ、ここから自分のDOマスターへの道が始まったのである。(未だ3合目付近)

まず最初に作ったのが

ダッチオーブンの火加減

セロリ・タマネギ・ニンジンの乱切りをしたに敷き、骨付きの鶏もも肉と手羽元を塩コショウして乗せる。
下火と上火で熱をかけて。

で上火は丁度良かったんだけど、下火が強すぎで野菜はコゲコゲ。
といっても炭化した訳じゃないので鶏肉にこけ臭さはなくて良かった。

やはりダッチオーブンは火加減が命。

さて、本題に入ります。

ダッチオーブンの火加減

鉄則1「ダッチオーブンはスロークッカーである。故に時間をかけて弱火で調理すべし。」
 ダッチオーブンに強火は禁物。蓄熱量の多いを材料にしているので、温度が上がってしまうと簡単に落ちない。その結果、材料をこがしてしまう。
 とにかく小さい火でも鉄が一旦蓄熱して全体から温度をかけるので、じっくり火が入り柔らかな味わいになるのです。
 ※ 最初に温度を上げるための強火は許容範囲です。

鉄則2「上火は弱くなりがち、下火は強くなりがち」
 火は上に向かって炎を上げます。それと同じに熱も上に向かいます。下火は上に向かい、その先はダッチオーブンの底です。熱が伝わりやすく、さらに材料は重力の関係上ダッチオーブンの中では底の方にあります。熱が非常に伝わりやすいのです。
 上火はその逆で多少、多くなってもさほど支障が出ません。

鉄則3「ダッチオーブンの容量は余裕を持つべし」
 小さめのダッチオーブンに大きめのローストチキンだとギチギチに詰まった状態で調理になります。コレはもう全体を少なめの火でさらに長時間調理するしかないですが、実際外側は焦げ付き、中はナマという状態になりやすい。
 このように余裕がないとダッチオーブンの良さが引き出されません。
 やはり鍋肌と材料には隙間が欲しいですね。ローストチキンなら野菜が入る程度には。

鉄則4「単発にはプレヒート。合わせ技にはじっくりと」
 単発とは一種類の調理のことを指しています。たとえばローストチキン、ステーキ、ベイクドポテトなどです。肉のうまみなどを中に閉じこめたいときは最初から高い温度で調理するとうまみが閉じこもります。
 合わせ技とはブイヤベース、ミネストローネなどの出汁を取る場合です。こちらは低い温度からゆっくりと火を入れていくことで、うまみ成分をスープに出させることが出来ます。

鉄則5「閉めたまま失敗するくらいなら素直に蓋を開ける」
 ダッチオーブンの本など読むと「ウォーターシール効果」で圧力鍋と同じに・・・という事が書いてあります。圧力鍋と同じ=途中で空けちゃダメ。そう思いこんでしまいますが、実際にダッチオーブンは圧力鍋ほどの圧力はかかりません。その圧力は一旦抜けてもすぐに回復できる程度の圧力です。安心して蓋を取って焼け具合を確認しましょう。(火傷には注意してください)

とまぁ、自分経験から5つの鉄則を書きましたが他にもコツがいくつかあります。

コツその1 上火のチャコール(ブリケッツ、豆炭、炭)の灰ははこまめに落とすこと
 灰が周りに付くと熱量が落ちます。一定の温度を保つために灰はこまめに落としましょう。

コツその2 本体は時計回りにフタは反時計回りに
 コレは長時間同じ位置で熱源が当たると焼きムラが出来やすいので、一定時間でダッチオーブン本体を時計回りに90度回転させ、そのときにフタも反対に90度回転させる。そうすると下火、上火ともに当たっている位置が変わると言うことです。ついでに灰も落としてください。

コツその3 湯気を見たら弱火に 
 スープなどの煮物で汁気の多いものを煮詰める場合は別ですが、煮物などで汁が減っちゃうと不味いなぁって時は湯気が出たら火を弱くします。放っておくとまた湯気が上がります。そこでまた弱火に。煮物は徐々にかける熱量を下げていく方が美味しくできるようです。

コツその4 パリッと焼きあげるなら蓋をずらす
 ローストチキンは約90分焼きますが、最初にプレヒートして鶏を入れたら、下火はそのときが最大火力90分間ずっと低くしていきます。その反対に上火を強くしていくのですが、最後の20分、フタをずらして蒸気を抜きつつ焼くと皮がパリッと焼き上がります。

コツその5 飯炊き用のダッチオーブンはユニフレームがベスト 
これはコツでも何でもないですね(^_^;)理由はロッジを代表するキャストアイアン製のダッチオーブンはそのざらざらの表面に油が入り込みつるつるのコートされたような風合いと使い勝手良さが生まれます。それ故、絶対に洗剤を使用せず、なじんだ油を大事にします。これ、油を使うフライものやローストものに関しては何の問題もないのですが、白飯を炊くとなるとやっかいな問題に直面します。油の酸化した匂いがご飯に移るからです。これは食えません。
で、ユニフレームのダッチオーブンの良さは洗剤で洗える。これで古い油を取ってから、ご飯を炊けば油臭くない。他にはル・クルーゼというキャストアイアンにホーロー加工した鍋があります。ちょっと高いですが、家で使うのには重宝します。

実は・・・ル・クルーゼの他にこんな渋いものもあるんです↓
staub(ストウブ) ラウンドシチューパン24cm【ダークパープル】
サイズ的に10センチのベビーダッチサイズからあるのが嬉しい!
これはキッチンでスゴい威力を発揮しますよ。

簡単にまとめてみましたが、これから始める、また始めたばかりのダッチャーの皆さんのお役に立てたらと思います。


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この記事へのコメント
Takaさん、ありがとうございますm(__)m
私もこういうレポートを書いてみたかったんですよねぇ♪
(まだまだ無理ですけど)
さすがTakaさんです♪

ここまで解説してある本なんて売ってませんからねぇ〜
これ見てまた勉強だ!
いや〜DOは楽しいです♪
Posted by もばっちー at 2005年10月20日 15:58
もばっちーさん、こんにちは
早速のコメントを頂きありがとうございます。

アダルト系のうざったいトラバが付いてヘコんでいたところだったので正直嬉しかったです(^^ゞ

ばっちーさんみたいに短期間にたくさんの料理をこなしていると腕がメキメキと上達しますね。

僕なんかは、始めた当初そこまでたくさん作りませんでした。
肉料理専門だし(^_^;)

本もたくさん買いましたよ。一番勉強になったのはやはりJDOS会長の菊池さんの本ですが、それ以外にも何冊か、「あ、的を射てるなぁ」って本がありました。(カラーが多くて薄くて高い本でしたが)

この頃は家で使う機会が多いので、家での使い方を工夫しています。
DOで8割調理してから、家のオーブンで仕上げるとか。
Posted by Taka at 2005年10月20日 16:06
Takeさん こんちは!
ユニのダッチしか使ったことないんですが、8と12を持ってます。
ご飯炊くなら12ですかね?
8だと3合くらい炊く時に良く見てないと、噴出しちゃってます。
12だとそこまで噴出さないような・・・
噴出しが多いと、しっかり計量しても、固めのご飯になっちゃいますもんね。

まだまだ勉強中なので、これからもレシピを楽しみにしてます!

Posted by ☆パピパパ☆ at 2005年10月21日 15:54
☆パピパパ☆ さん、こんにちは
うちにある、ユニフレのDOは10と8です。
8でも3合行けますよ。吹き出すのは火が強いのでは?
水加減は1:1.2くらいです。
20分ほど水に浸し、最初弱火でそして強火にして沸騰したら、極弱火でぶつぶつと言う程度で15分くらいで炊きあがりです。最後の20秒くらい強火にして火を止めたら、20分蒸らして蓋を取り、蒸気をあげてかき混ぜてください。きっと美味しいご飯が炊けてますよ。
Posted by Taka at 2005年10月21日 16:12
フムフム最初弱火からスタートなんですか?
>最後の20秒くらい強火にして
これは、知ってたのですが、すっかり忘れてました! 
「最後のひと手間?」ですね(^^ゞ
Posted by ☆パピパパ☆ at 2005年10月21日 20:10
☆パピパパ☆ さん、こんばんは

お米炊きの歌にもありますが
「始めちょろちょろ中ぱっぱ、じゅうじゅう言うたら火をひいて、赤子泣いても蓋取るな♪」
はじめは弱火が基本のようですね。少し暖まったら一気に強火にして良いと思います。
Posted by Taka at 2005年10月23日 22:40
Takaさん、こんばんわ。
あちこちでお名前拝見しますが、こちらにお邪魔するのは初めてかと思います。
先日ついにダッチオーブンを手に入れて、すっかりその魔力に取り付かれています。
とりあえず今は新しいおもちゃに夢中な子供のようにずっと握り締めて離さない状態です。(料理に使いっぱなし)
そんなときに、こちらの日記を読んで、大感激しました。
深いですね。ダッチオーブンの世界。
まだキッチンで使っているだけですが、そのうち炭の上火、使ってみたいです!
そのときはTakaさんのブログ、参考にさせていただきます。
ありがとうございました(*^_^*)
Posted by harry at 2005年10月23日 23:09
harryさん、こんばんは
自分も時々お名前はばっちーさんのところとかでお見かけしておりました。
ダッチオーブンは面白いですねぇ。
もう6年たっちゃいましたが、いまだに数が増えるばかりです(^_^;)
10個超えたあたりから嫁はなにも言わなくなりましたけど・・・。
買ってもすぐに倉庫へ持って行って存在を気づかせないとか、見た目がそんなに違わないから、総数を把握していないのかも(^▽^;

感激していただけるほどの内容ではないかもしれませんが、気軽に遊びに来ていただけたら嬉しいです。

うちも外でダッチオーブンを使う機会より、キッチンやベランダで使う方が多いです。
たまに外で使うと豪快な料理が作りたくなって、つい作りすぎてしまいます(^^ゞ

是非色々な料理に挑戦してみてくださいね。
Posted by Taka at 2005年10月24日 17:57
うんうんと頷くことばかりですね♪

うちのキャンプシーズンは今年は終焉を迎え(^^;)
来春まで休眠ですが、キッチンではスキレットが活躍しています。
キッチンで使うにはあのくらいの大きさが使いやすいなぁ。

鉄則5「閉めたまま失敗するくらいなら素直に蓋を開ける」は
あたしのこと。
しょっちゅう開け閉めしてますよ(^^;)

ダッチってほっとけるんじゃないの?と夫くんに言われますが、
気になるんだもん。

……とかいってるとダッチのパン食べたくなってきたなぁ…
オーブンとはまたちょっと違う味なんですよねぇ

Posted by くみ at 2005年11月22日 17:13
くみさん、どうもです。

ダッチオーブンを長く使ってるとわかることばっかりなんですけど、この頃使い始めた方々が増えているので、記事にしてみました。

自分もしょっちゅう開けて見たいタイプです。

ダッチオーブンのパンは一回だけなんで、これから頑張ってやっていきたいですね。

キッチンでスキレットはよく使いますよ。
嫁さんが・・・。
Posted by Taka at 2005年11月22日 20:17
 
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