2008年03月11日
冬の終わりの怪談話
昨夜(まさに丑三つ時)NIRのテントサイトでは怪談話に花が咲いて(?)いました。
自分がお話した実話を少しご紹介しましょう。
あれはもう何年前の話だったか・・・多分20年近く前のお話になります。
当時、私は札幌に住んでおりました。
会社の同僚の女性はサービス業出身で、お客さんとの会話も重要な仕事の一つでした。
そのお客さんは見るからに憔悴しきっていて、大きな悩みを抱えていそうな感じだったそうです。
そしてぽつりぽつりと話し出したそうです。
札幌からほど近い場所に支笏湖(しこつこ)という湖があります。
カルデラ湖で湖底には沈んだ朽ち木が多くあり、また温度の低い伏流水との関係で、一度入水して亡くなった遺体は浮かび上がってこないと言われています。
話を戻しますと
そのお客さんを仮に早苗さんとしておきます。そして彼女の彼は武志さん。
武志さんの友達のカップルは美智子さんと徹さん。
もちろん皆さん仮名です。
ある時、美智子さんと徹さんのカップルに誘われて、早苗さん、武志さん4人で支笏湖へドライブに行くことになりました。
札幌からは1時間程度の山中を走る快適なドライブコースです。
札幌から真駒内・常磐を抜け、支笏湖に到着した時には午後3時頃でした。
彼らは車を駐車し、歩いて支笏湖の湖畔を散策していたそうです。
ある場所で洞窟のような祠(ほこら)を発見し、4人で中に入ってしまったそうです。
最初に気づいたのは美智子さんだったそうです。
「何か聞こえない?」
答えたのは武志さん
「歌のようだね。」
徹さんも言いました。
「あ、これ知ってるよ。賛美歌って言うんだよ。キリスト教の歌じゃない?」
3人は耳を澄ませていましたが
早苗さんには全く聞こえませんでした。
「何か気持ち悪いね」
美智子さんが言い、4人は祠から出て帰路につくことにしました。
3日ほどして、早苗さんに武志さんから電話がありました。
「徹が交通事故で・・・今から病院へ行くけど・・・ダメみたいだ・・・」
徹さんは横断歩道を歩いている時に右折してきたトラックに巻き込まれてほぼ即死だったそうです。
葬儀の席では落ち込んでいる美智子さんを二人は気遣い励ましたそうです。
そして2日後
徹さんからまた連絡が
「美智子さんが急性心不全で亡くなった。」
早苗さんは声も出なかったと言います。
まず頭をよぎったのはやはり一週間ほど前に行った祠・・・
それから気味の悪い思いをしていた早苗さんは毎日武志さんに電話をしていたのですが・・・
3日後に連絡が取れなくなってしまったのでした。
まさかとは思ったものの、翌日、武志さんの実家へ連絡をすると、武志さんも交通事故で他界していました。
そのとき早苗さんはこれは絶対に祠の呪いだと思ったそうです。
それから一週間ほどしてお店に来た時にそのお話を私の同僚にしたそうです。
幸いにして、早苗さんはその後もお元気に過ごされていたようです。
祠で賛美歌を聴いてしまった3名は相次いで亡くなってしまいましたが・・・
支笏湖は昔、死骨湖と書かれていたそうです。
自分がお話した実話を少しご紹介しましょう。
あれはもう何年前の話だったか・・・多分20年近く前のお話になります。
当時、私は札幌に住んでおりました。
会社の同僚の女性はサービス業出身で、お客さんとの会話も重要な仕事の一つでした。
そのお客さんは見るからに憔悴しきっていて、大きな悩みを抱えていそうな感じだったそうです。
そしてぽつりぽつりと話し出したそうです。
札幌からほど近い場所に支笏湖(しこつこ)という湖があります。
カルデラ湖で湖底には沈んだ朽ち木が多くあり、また温度の低い伏流水との関係で、一度入水して亡くなった遺体は浮かび上がってこないと言われています。
話を戻しますと
そのお客さんを仮に早苗さんとしておきます。そして彼女の彼は武志さん。
武志さんの友達のカップルは美智子さんと徹さん。
もちろん皆さん仮名です。
ある時、美智子さんと徹さんのカップルに誘われて、早苗さん、武志さん4人で支笏湖へドライブに行くことになりました。
札幌からは1時間程度の山中を走る快適なドライブコースです。
札幌から真駒内・常磐を抜け、支笏湖に到着した時には午後3時頃でした。
彼らは車を駐車し、歩いて支笏湖の湖畔を散策していたそうです。
ある場所で洞窟のような祠(ほこら)を発見し、4人で中に入ってしまったそうです。
最初に気づいたのは美智子さんだったそうです。
「何か聞こえない?」
答えたのは武志さん
「歌のようだね。」
徹さんも言いました。
「あ、これ知ってるよ。賛美歌って言うんだよ。キリスト教の歌じゃない?」
3人は耳を澄ませていましたが
早苗さんには全く聞こえませんでした。
「何か気持ち悪いね」
美智子さんが言い、4人は祠から出て帰路につくことにしました。
3日ほどして、早苗さんに武志さんから電話がありました。
「徹が交通事故で・・・今から病院へ行くけど・・・ダメみたいだ・・・」
徹さんは横断歩道を歩いている時に右折してきたトラックに巻き込まれてほぼ即死だったそうです。
葬儀の席では落ち込んでいる美智子さんを二人は気遣い励ましたそうです。
そして2日後
徹さんからまた連絡が
「美智子さんが急性心不全で亡くなった。」
早苗さんは声も出なかったと言います。
まず頭をよぎったのはやはり一週間ほど前に行った祠・・・
それから気味の悪い思いをしていた早苗さんは毎日武志さんに電話をしていたのですが・・・
3日後に連絡が取れなくなってしまったのでした。
まさかとは思ったものの、翌日、武志さんの実家へ連絡をすると、武志さんも交通事故で他界していました。
そのとき早苗さんはこれは絶対に祠の呪いだと思ったそうです。
それから一週間ほどしてお店に来た時にそのお話を私の同僚にしたそうです。
幸いにして、早苗さんはその後もお元気に過ごされていたようです。
祠で賛美歌を聴いてしまった3名は相次いで亡くなってしまいましたが・・・
支笏湖は昔、死骨湖と書かれていたそうです。
Posted by Taka at 20:39│Comments(10)
│雑談
この記事へのコメント
怖えっ!
その祠、カクレキリシタンでも埋められていたのか?
その祠、カクレキリシタンでも埋められていたのか?
Posted by ひなげし at 2008年03月11日 22:07
この話を丑みつ時にしてたんですか@@
私が聞いてたら、朝まで@@もんです
とても、とても。。。^^;
私が一緒のときは、勘弁ですよ~(汗)
私が聞いてたら、朝まで@@もんです
とても、とても。。。^^;
私が一緒のときは、勘弁ですよ~(汗)
Posted by じゅんじゅん at 2008年03月11日 23:25
こんばんは(^^)
怖くて読んでませんが、コメントを読んだだけで怖いです(笑)
怖くて読んでませんが、コメントを読んだだけで怖いです(笑)
Posted by piyosuke-papa at 2008年03月11日 23:35
まだ何じゃないのに涼しいお話をありがとうございました。(汗
賛美歌を聞かないですむよう祈りたいですね。
しかし、支笏湖 -> 死骨湖 ・・・(汗
思わず「あっ」でした!
賛美歌を聞かないですむよう祈りたいですね。
しかし、支笏湖 -> 死骨湖 ・・・(汗
思わず「あっ」でした!
Posted by あーチャン at 2008年03月11日 23:41
>ひなげしさん
ふふ
怖いでしょ?
実際に起こった話というところがじつに嫌なんですよねぇ・・・
隠れキリシタンとはまた古風な・・・(^_^;)
ふふ
怖いでしょ?
実際に起こった話というところがじつに嫌なんですよねぇ・・・
隠れキリシタンとはまた古風な・・・(^_^;)
Posted by Taka at 2008年03月12日 03:00
>じゅんじゅんさん
今日もNIRで怪談をしてましたよ。(^▽^;
今度また・・・
(^▽^;
今日もNIRで怪談をしてましたよ。(^▽^;
今度また・・・
(^▽^;
Posted by Taka at 2008年03月12日 03:02
>piyosuke-papaさん
>怖くて読んでませんが
って、読んでくださいよ!!(笑)
>怖くて読んでませんが
って、読んでくださいよ!!(笑)
Posted by Taka at 2008年03月12日 03:03
>あーチャンさん
支笏湖は本当に昔死骨湖と書かれていたらしいのですよ。
賛美歌というところがみょうに怖いです。
支笏湖は本当に昔死骨湖と書かれていたらしいのですよ。
賛美歌というところがみょうに怖いです。
Posted by Taka at 2008年03月12日 03:04
ヤバイです
深夜こんな時間に読んじゃいました
すげー怖いです 仕事に集中しなくちゃ。。。
深夜こんな時間に読んじゃいました
すげー怖いです 仕事に集中しなくちゃ。。。
Posted by ボランチ at 2008年03月13日 00:45
>ボランチさん
お仕事に集中して恐怖を紛らわせてください(_ _)
初めて聞いたときはかなり怖いと自分も思いました。
お仕事に集中して恐怖を紛らわせてください(_ _)
初めて聞いたときはかなり怖いと自分も思いました。
Posted by Taka at 2008年03月16日 16:48